プロジェクトの見通しをよくするBacklog活用法
課題の属性をただしく設定することでプロジェクトの見通しを劇的によくできます。
属性は単体で使用しても課題を分類するため十分な効果を発揮します。さらに、それらを組みあわせることで、プロジェクト全体を俯瞰して効果的に課題を管理できます。
このページでは、課題の種別・カテゴリー・発生バージョン/マイルストーン・親子課題の効果的な使用方法について解説します。
種別とカテゴリーを使い分ける
種別の特徴
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課題に対してひとつ設定できる
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課題テンプレートを設定できる
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カスタム属性と関連する種別を設定できる
種別は、あらかじめ 課題テンプレート を登録しておけば、種別を設定したときにテンプレートを自動で挿入できます。定期的に似た内容の課題を登録するようなときに、課題に文章を入力する手間を軽減できます。
カスタム属性を登録するときに種別と関連を設定する ことで、特定の種別のときにカスタム属性の入力欄を表示できます。さらに、カスタム属性は入力を必須にできるので、入力を強制できます。
- 不具合の種別の課題で、問題が発生したOS,ブラウザーのチェックリストを表示する
- 経費申請の課題で、金額と担当者の連絡先を必須入力にする
こんな方にオススメ!
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定型タスクが多い方
- 特定の課題への入力を必須にしたい方
カテゴリーの特徴
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課題に対して複数設定できる
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ガントチャートでグルーピングできる
カテゴリーは課題に対して複数設定できるので、チーム横断的に取り組むプロジェクトの課題に設定すると、それぞれのチームでタスクの計画を進捗を確認できます。
ガントチャートでは、 カテゴリーでグルーピングすることができる ので、自分の関係するカテゴリーのガントチャートにフォーカスして見ることができます。
こんな方にオススメ!
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チーム横断的なプロジェクトに取り組んでいる方
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カテゴリーの計画と進捗を見たい方
発生バージョン/マイルストーンを効果的に使う
発生バージョン/マイルストーンの特徴
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長期のプロジェクトを短い期間に区切ることができる
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ガントチャート・バーンダウンチャートで表示できる
発生バージョン/マイルストーンは、 長期のプロジェクトをいくつかの期間に分けて管理したいとき に役立ちます。
プロジェクトの進捗をガントチャートやバーンダウンチャートを表示できますので、プロジェクトの計画と進捗を可視化できます。
こんな方にオススメ!
- 長期のプロジェクトをいくつかのマイルストーンに分割したい方
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ガントチャート・バーンダウンチャートで課題の進捗が見たい方
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プロジェクトの計画や進捗を俯瞰してみたい方
大きな課題を子課題に分割する
親子課題は大きなタスクを後から分割するのに効果的です。
子課題を登録した後は、それぞれ担当者を設定し、課題ごとに作業見積りを行うことで作業の見積りがやりやすくなります。
「広報資料を準備する」というタスクを作ったが、作業見積りがうまくできないような場合は、情報収集・原稿作成・校正などを子課題として登録します。
こんな方にオススメ!
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粒度の大きい課題の見積りにお困りの方
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課題の工程ごとに担当者を設定したい方
この記事のまとめ
管理する課題に応じた属性を設定することで、プロジェクトの見通しが格段と良くなります。
このページで紹介したそれぞれの機能の特徴とオススメのポイントをあらためて表にまとめました。「どの属性を設定するべきか?」と困ったときの参考になれば幸いです。
機能 | 特徴 | こんな方にオススメ! |
種別 |
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カテゴリー |
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発生バージョン/マイルストーン |
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親子課題 |
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