チーム機能を使いこなそう
このページでは Backlog のチーム機能の概要とメリットについて説明します。
チーム機能の概要
Backlog は、ユーザーアカウントを管理するためのチーム機能を提供しています。
管理者はユーザーアカウントをチームに追加しておくことで、プロジェクトにユーザーを追加するときやチームに対して課題で通知するときの作業の手間を省くことができます。
チーム機能を使用するメリット
チーム機能を使用しない場合、社員が入社したとき全てのプロジェクトにユーザーを追加する必要があります。
チーム機能を使用していれば、チームにユーザーを追加するだけで、自動的にそのチームで参加しているすべてのプロジェクトにユーザーを追加することができます。
チームを使用する | チームを使用しない | |
ユーザー追加 |
ユーザーをチームに追加すればまとめて |
全てのプロジェクトに個別にユーザーを |
お知らせ |
お知らせしたしたいユーザーにチームを |
お知らせしたいユーザーをひとりずつ 追加する必要がある |
チーム機能を使用する上での注意点
ユーザーを複数のチームに追加することができますが、チームをチームに追加することはできません。
ユーザーを複数のチームに追加したい場合、それぞれのチームにユーザーを追加する必要がありますので、ご利用いただく組織の規模や構造によって設定するチームの規模を決めていただくことお勧めします。
お勧めのチーム規模
お勧めのチーム規模は、Backlog を導入する組織によってことなります。ユーザーの入れ変わりの頻度とユーザーの追加・削除を管理するコストという点について説明します。
ユーザーの入れ替わりの頻度が高い場合
ユーザーの入れ替わりが頻繁に発生する場合、チームへのユーザーの追加・削除が頻繁に発生します(ユーザーの追加を管理するコストが高い)。
このような組織では、組織にユーザー追加・削除することを減らすことが大切になります。最低限必要なチームや規模の大きなチームを優先的に作成し、チームの数を少なく設定しておくことをお勧めします。
ユーザーの入れ替わりの頻度が低い場合
ユーザーの入れ替わりが発生しない場合、チームへのユーザーの追加・削除は滅多に発生しません(ユーザーの追加・削除を管理するコストが低い)。
このような組織では、チーム機能を最大限に活用するために組織にあるさまざまなチーム・細かなチームを作成しておくことをお勧めします。
お勧めのチーム規模のまとめ
以上の内容を表にまとめます。Backlog を導入いただいている組織ではどちらの設定があっているか参考にしてみてください。
入れ替え頻度 | チーム規模 | 理由 |
高い | チームの数を少なく設定する | 組織に何度もユーザー追加・削除する手間を減らすことができる |
低い | 細かくたくさん設定する | チーム機能を最大限に活用できる |
チームの設定例
チームを作成するときは、Backlog を使う組織図のような組織の構造をもとに作成することが望ましいです。
具体的には、マーケティングチーム、カスタマーサポートチーム、開発チーム、管理チームといったものが考えられます。
組織が大きく、マーケティングチームのなかに、セールスや広報といった部門がある場合は、さらに細かな部門ごとのチームを作成することもできます。
例えば、上記の全てのチームを作成している場合、セールスチームにユーザーが追加になった場合セールスチーム、マーケティングチームそれぞれにユーザーを追加する必要があります。
また、グローバル企業の例をあげれば、国内・国外といった一見チームとは思わない分類でチームを作成しておくことが効果的なこともあります。
大量のプロジェクトとメンバーにより、管理が複雑になっているプロジェクトの管理者の方は、ぜひチーム機能をご活用してスペースを整理されてはいかがでしょうか。