プロジェクトのデータを別のスペースに移行できますか?

Backlogにプロジェクトを移行する機能はありません。

ただし、「Backlog移行ツール」を使用することで、プロジェクトの課題(コメント・添付ファイルを含む)とWikiに限り移行ができます。

Backlog移行ツールは標準機能として用意がないプロジェクトの移行をサポートするためのツールです。そのため、移行元のプロジェクトを完全な状態で移行することは保証しておりません。移行を実施する前に、必ず最新のバージョンのマニュアルに記載している制限事項や注意点を参照してください。

移行の手順

Backlog移行ツール ダウンロードから最新のバージョンのマニュアルをダウンロードし、マニュアルの手順にしたがって移行してください。

ご自身での移行が難しい場合は、有償でヌーラボの公式パートナーに移行を依頼できます。 ご希望の場合は、ヌーラボ公式パートナーを探すから、各パートナーへご連絡ください。

移行の注意点

Backlog移行ツールを利用する場合の注意点をまとめました。移行する前にご確認ください。

「状態を追加」と「状態名の変更」を合計9回以上おこなったプロジェクトは移行できません

プロジェクト設定の「状態」にて「状態を追加」と「状態名の変更」を合計9回以上おこなっているプロジェクトは移行できません。

移行するプロジェクトが該当するかは、事前に確認できません。マニュアルの手順「4. 移行」を実行した際に、エラーメッセージ「message - The maximum number of status are 12 per project」が表示された場合は移行できないプロジェクトです。

移行できないデータがあります

Backlog移行ツールでは、プロジェクトの全てのデータは移行できません。以下は移行できないデータです。

  • スター(課題・コメント・Wiki)
  • お知らせの既読状態
  • 共有ファイル
  • Subversion
  • Git
  • プロジェクト設定(チャートを使用する・親子課題を使用する・ドキュメントを使用可能にする・テキスト整形のルールを除く)
  • キーワード検索インデックス
  • ドキュメント

課題やWikiなどを更新すると、検索インデックスを再作成できます。

詳細は最新のバージョンのマニュアルに記載している制限事項を参照してください。

移行元と移行先で管理者権限が必要です

以下の権限を持つユーザーのみ、Backlog移行ツールが利用できます。

  • 移行先のスペースの管理者
  • 移行元のスペースの管理者、もしくは移行元プロジェクトのプロジェクト管理者

権限がない場合は、権限を持つユーザーに移行を依頼するか、自身の権限を変更してください。

コマンド実行が必要です

Backlog移行ツールはコマンドラインで実行します。以下の要件をご確認いただき、ご自身で対応できるかご確認ください。

  • Java 8実行環境があること

    Java8の実行環境以外のバージョンではご利用いただけません

  • Javaの実行可能jarファイルを実行できること
  • コマンドラインでコマンドを実行できること

移行先のプロジェクトは元の状態に戻せません

移行に失敗すると元の状態に戻すことができません。事前に新規で作成したプロジェクトにてテストを行い、お客様の責任のもと移行を実施してください。

下位プランに移行する場合、プランの上限を確認してください

移行元のスペースのプランが移行先のスペースのプランより上位の場合、ユーザー数・添付ファイルの数やファイルサイズに制限があり、移行に失敗する場合があります。
以下の項目を事前にご確認の上、それぞれが制限内におさまっていることを確認してから実行してください。

移行データの持ち出しについて確認してください

データの移行については、移行元スペースと移行先スペースの所有者様の間で協議するようお願いします。

ヌーラボは、 ヌーラボ利用規約 にもありますようにデータの持ち出しによるユーザー間の問題について弊社は関与しません。

移行の際にエラーメッセージが表示された場合

Backlog移行ツール実行時のトラブルシューティングを、Backlog移行ツールでエラーが発生して移行できませんにまとめています。移行の際にエラーメッセージが表示された場合は参照してください。
上記で問題が解消しない場合は、原因特定のサポートをさせていただきますのでお問い合わせフォームよりログファイルをお送りください。