クラシックプランから移行した場合のユーザーの権限はどうなりますか?

クラシックプランと現行プランでは権限が異なります。また、プラン移行時に自動的に違う権限に変更されるケースがあります。

クラシックプランと現行プランの権限の違い

クラシックプランと現行プランの権限について、詳細は以下ページを参照ください。

特にお問い合わせいただく点を以下にご案内します。

一般ユーザー

クラシックプランと現行プランでは、一般ユーザーができることや参照できる範囲が異なります。
現行プランでは、一般ユーザーは以下を参照できます。権限の内容を把握した上で移行を実施してください。

  • 組織内の全メンバー
    • ユーザー名
    • ユニークID
    • メールアドレス
    • 所属チーム
    • 権限
  • チームの一覧
  • プランや契約者

 

クラシックプランと現行プランの一般ユーザーの違いを表にまとめました。

※1 プロジェクトへユーザーを追加する時に選択肢の中でチームの一覧を閲覧できます。
※2 所属するチームのメンバーのみ閲覧できます。

組織内メンバーやチームなどを参照させたくない場合は、一般ユーザーでなく、ゲスト権限でご利用ください。
ゲスト権限で可能な操作は以下のとおりです。

  • 組織設定
    • 自分が所属しているチームのチーム名とチームメンバーのみ参照できます
  • プロジェクト
    • 同じプロジェクトに参加しているメンバーのみユーザー名と権限を参照できます
    • 自分が所属しているチームへのみお知らせできます
    • 一般ユーザーと同じように課題・ファイルなどの操作が行なえます

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プロジェクト管理者

現行プランでは、プロジェクト管理者はスペースに参加していないユーザーを組織に招待できません。招待したい場合はメンバー招待権限を追加で付与してください。

  • 移行前:プロジェクト管理者がスペースに参加していないユーザーを招待できる
  • 移行後:プロジェクト管理者がスペースに参加していないユーザーを招待できない

制限

現行プランでは、一般ユーザーの操作に「課題の登録のみ」「課題の閲覧のみ」の制限を設定できます。

それぞれクラシックプランの「レポーター」、「ビューアー」の制限に対応します。

  • 課題の登録のみ:レポーター
  • 課題の閲覧のみ:ビューアー

現行プランでは「ゲストレポーター」、「ゲストビューアー」に対応する制限はありません。

プラン移行時に自動的に変更される権限

新しい組織を作成して移行した場合

新しい組織に移行すると、ユーザーの権限は次のように自動的に変更されます。

移行前   移行後
管理者 管理者
一般ユーザー(プロジェクト管理者) 一般ユーザー(プロジェクト管理者)
一般ユーザー ゲスト(制限なし)
レポーター ゲスト(課題の登録のみ)
ビューアー ゲスト(課題の閲覧のみ)
ゲストレポーター ゲスト(課題の登録のみ)
ゲストビューアー ゲスト(課題の閲覧のみ)

権限がゲストのユーザーは自分が参加していないチームにメンションできません。一般ユーザーからゲストへ自動的に変更されるため、プラン移行前に一般ユーザーだったユーザーは自分が参加していないチームにメンションできなくなります。

関連記事:プラン移行後、チームにメンションできなくなりました。なぜでしょうか?

権限を変更したい場合は、プラン移行後に以下の手順で変更してください。

移行前のユーザーの権限を確認したい場合は、プラン移行を実施する前にユーザー一覧をダウンロードしておくことをおすすめします。

既存の組織から選択して移行した場合

既存の組織(すでにCacooやTypetalk、Nulab Passを利用している組織)を選択して移行すると、クラシックプランでの権限と、既存組織での権限が異なる場合、既存組織の権限が優先されます。

例えば、プラン移行前にCacoo、Typetalk を管理者として利用していたメンバーのヌーラボアカウントに、Backlogで一般ユーザーだったアカウントを移行した場合、以下のように変更されます。

Backlogで、クラシックプランから既存の組織に移行した場合の、権限変更のイメージ図